水平面課題とは?
水平面課題(ピアジェの水位課題とも呼ばれます)は、空間的な思考を調べる古典的な課題です。傾いたグラスを見て、水面がどこに来るかを示します。このテストでは6個のグラスで試せるので、どれだけ正確か、そしてどちらにずれやすいかがわかります。課題のもとになったのは、子どもが空間をどう理解していくかを調べたジャン・ピアジェとベルベル・イネルデの研究です。2026年には、Tenneyらが事前登録の追試で、同じグラスをドイツの成人370人に描いてもらいました。
このテストは同じ課題を画面上で行います。6個のグラスはそれぞれ壁の前に傾いて浮かび、水がガラスに触れる位置に印があります。水面をドラッグしてその印を中心に回すか、グラスの下の調整バーを使い、1回だけ答えます。グラス1は追試で実際に使われた問題で、時計回りに50°傾いたタンブラーです。紙に描いた370人と比べられるよう、最初に答えます。グラス2〜6はしだいに傾きが大きくなり、22°のクープグラスから68°のフラスコまで続きます。各回答は、実際に水が落ち着く位置から何度ずれたかで測り、5°以内なら正解です。これは1995年にHechtとProffittが使い、追試でもそのまま採用された基準です。最後に、平均誤差、正解したグラスの数、そしてどちらに傾けがちかが表示されます。
これはIQテストではなく、知能について何かを判定するものでもありません。グラス1の比較相手は鉛筆と紙で答えた人たちですが、あなたは指やマウスで線を回すので、パーセンテージはあくまで目安であり、厳密な順位ではありません。ほかの5個のグラスには集団データがまったくないため、表示されるのは自分の数値だけです。1回の回答は6個だけなので、うっかり1回ずれただけでも平均ははっきり変わります。
このテストで測るもの
測るのはひとつだけ。傾いたグラスの水面を、本当の位置にどれだけ近づけられるかです。
課題の内容
- ピアジェとイネルデの水平面課題。形式はHecht & Proffitt(1995)とTenneyらの事前登録追試と同じで、グラスに付けた印を通るように水面を設定します
- 左右両方向に傾いた6個のグラス。最初は追試と同じ50°のタンブラー、続いて22°のクープグラス、35°のカラフェ、44°のビーカー、62°のボトル、68°のフラスコ
- 水面をドラッグして印を中心に回すか、グラスの下の調整バーを使います(パソコンでは矢印キーも使えます)。各グラス1回だけ、やり直しはできません
- 答えるたびに水が本当の位置に落ち着き、弧が何度ずれたかを示します
わかること
- 6個のグラスでの平均誤差(度)と、6個のうち何個正解したか(5°以内)
- どちらに傾けがちか:グラスと同じ向き、逆向き、どちらでもない
- グラス1を、同じグラスを紙に描いた成人370人と比較:そのうち何%の人より正確だったか
- シェア用のカードと、友だちにもっと多く正解できるか挑戦してもらうリンク
始める前に
- 所要時間は約2分。無料で、登録は不要です
- スマホでは指で、パソコンではマウスで操作できます
- 3Dグラフィックス(WebGL)が有効なブラウザーが必要です。音はオフでもかまいません
水平面課題についてのよくある質問
このテストは無料?結果を見るのに登録は必要?
無料で、登録もいりません。アカウントもメールアドレスも支払いも不要です。最後まで終えると結果がこのページにすぐ表示され、そのままシェアしたり、もう一度遊んだりできます。
水平面課題とは何ですか?
水平面課題は、子どもが空間をどう理解するかを調べたジャン・ピアジェとベルベル・イネルデの研究から生まれた、空間的な思考の課題です。傾いた容器を見て、その中の水面を描きます。大人でも見た目より難しいと感じる人が多く、だからこそ心理学者は今も研究を続けています。このテストでは、グラスごとに答えた直後に正解が表示されます。
水平面課題に正解できる人はどのくらい?
6個目のグラスのあと、結果ページで、グラス1のあなたの答えと並べて表示します。数字の出典は、Tenneyらによる2026年の事前登録追試です。ドイツの成人370人が50°傾いたグラスの水面を描きました。あなたが最初に答えるのと同じグラスです。正解した人の割合も、間違えた人がどちらにずれたかも、あなたが自分の答えを決めるまでは表示しません。
水平面課題が見た目より難しいのはなぜ?
6個目のグラスのあと、あなた自身の答えがどちらに傾いたかと並べて、結果ページで説明します。よくある間違い方を先に知ると水面の合わせ方が変わってしまうため、最後まで伏せています。説明はHeiko HechtとDennis Proffittの1995年の研究に基づき、Tenneyらによる2026年の追試(370人)の公開データと合わせて示します。
バーテンダーやウェイターは水平面課題が得意?
はっきりした差は確認されていません。Hecht & Proffitt(1995)は経験のあるウェイターやバーテンダーのほうが成績が悪いと報告し、Vastaら(1997)は逆の結果を得ましたが、どちらも1グループ20人ほどでした。Tenneyらによる2026年の事前登録追試はドイツの370人を調べ、飲み物を運んだ経験のある人とない人のあいだに有意な差は見つかりませんでした。両グループの数字は、テストを終えると結果ページに表示されます。
水平面課題は男性のほうが得意?
以前の研究では男性のほうが成績がよいと報告されていましたが、成人370人を対象としたTenneyらの2026年の追試では、男女差は小さく、統計的に有意ではありませんでした。このサンプルで誤差の小ささと安定して関係していた背景要因は物理を学んだ年数だけで、その関係も弱いものでした。
水平面課題はIQテストですか?
いいえ。水平面課題が測るのは空間的推論のごく狭い一部分で、このテストはIQスコアを出さず、知能について何かを判定することもありません。グラス1の比較相手は鉛筆と紙で描いた成人なので、結果ページのパーセンテージは順位ではなく目安です。ほかの5個のグラスには集団データがありません。
水平面課題はスマホでもできますか?
できます。スマホでは指で水面をドラッグして印を中心に回すか、グラスの下の調整バーを使います。パソコンでは矢印キーも使えます。所要時間は約2分、無料で登録も不要です。3Dグラフィックス(WebGL)が有効なブラウザーが必要です。
数字の出典
グラス1は、Tenneyらの公開データ(CC BY 4.0)にある370人の誤差と比較しています。主分析と同じ除外基準を適用済みです。パーセンテージは、その人たちのうち誤差があなたより大きかった人の割合で、同じ誤差の人は半分として数えます。比較相手は鉛筆と紙で答えたため、あくまで目安です。ほかの5個のグラスには集団データがありません。結果ページに出る「グラスと同じ向きに傾けた人」の割合は、同じ公開データから数えたもので、論文自体には書かれていません。当サイトは自サイトのプレイヤーのデータを公開していません。
- Tenney, Rochford, Stillwell, Liu, Tannenbaum, Hennecke, Stefanucci, Blair, Graham & Bonner (2026), Psychological Science — Registered Report: A Replication Examining Occupational Experience and Performance on the Water-Level Task
- Tenneyら — 研究資料・データ・分析コード(Open Science Framework、CC BY 4.0)
- Hecht & Proffitt (1995), Psychological Science — The Price of Expertise: Effects of Experience on the Water-Level Task
- Vasta, Rosenberg, Knott & Gaze (1997), Psychological Science — Experience and the Water-Level Task Revisited: Does Expertise Exact a Price?
採点のしかた
誤差
あなたの水面と、実際に水が落ち着く位置との角度(度)。プラスは線がグラスと同じ向きに傾いていること、マイナスは逆向きに傾いていることを表します。
正解
誤差が5°以内。Hecht & Proffitt(1995)が使い、Tenneyらの追試でも引き継がれた基準です。
傾けぐせ
6個のグラスの符号付き誤差の平均。どちら向きでも2.5°未満なら、くせはなしとみなします。
グラス1の比較
グラス1の誤差を整数の度に丸め、追試の公開データにある370人の誤差と比べます。誤差が同じ人は半分として数えます。