人は群衆の人数をどれくらい正確に見積もれる?
この人数推定テストは、ひと目で群衆を見積もるあなたの目の正確さを測ります。広場の7つの群衆を、はるか上空から各1.5秒ずつ。人数は約15人から2,000人まで。1つ推定するたびに、すぐに本当の人数がわかります。心理学者は同じ能力を、一瞬だけ映る点の集まりで研究しています(2008年のVéronique IzardとStanislas Dehaeneなど)。群衆を数えるのが仕事の人は、Herbert Jacobsが1967年に示した方法を使います。
このテストは、実験室の課題を、上空から見た広場の人の群れに置き換えたものです。7つの群衆が各1.5秒ずつ現れ、最初は約15〜30人、毎回およそ2倍ずつ増えて1,000〜2,000人まで。10から10,000までの対数目盛りのダイヤルで答え、毎回答えた直後に本当の人数が表示されます。結果は、7つのうちいくつを×1.25以内で当てたか、ふだんどれくらい外れたか、そして推定÷実際の比率を「実際の100人につき何人見えたか」で表したもの。少ない群れと多い群れに分けて示します。
知能や視力のテストではありません。百分位もありません。順位をつけられるほど大きな人数推定の調査が存在しないからです。研究で使われたのは人ではなく点で、見る時間はもっと短く、数ももっと少ないため、その数値はあくまで参照値です。画面の大きさで群衆の見え方は変わり、7回の推定は小さなサンプルです。
このテストで測るもの
測るのはひとつだけ。実際にいる100人につき、あなたの目には何人見えるか。そして群衆が大きくなってもそれが保てるか。
課題
- 白い石の広場に立つ7つの群衆を真上から、各1.5秒
- 人数はすべて正確で、密度は群衆ごとにランダム。占める面積や色の濃さだけでは人数がわかりません
- 10から10,000までの対数目盛りのダイヤルで答えます。×10ごとの長さは同じ。大まかにタップしてから、ドラッグか「減らす/増やす」バーで微調整
- 群衆は少ない順に並び、それぞれ前の2倍の人数帯から選ばれます(15〜30人から1,000〜2,000人まで)。毎回前より多くなりますが、どれだけ多いかはまちまちです
- 推定するたびに群衆が戻ってきて、本当の人数があなたの答えの隣に表示され、どれだけ外れたかもわかります
結果でわかること
- スコア:7つの群衆のうち、×1.25以内で当てた数
- 典型的なずれ(推定がふだん何倍外れたか)と、全体の比率:実際の100人につき何人見えたか
- 判定:「少なめに見る」「よく調整されている」「多めに見る」のいずれか
- 7つの群衆を見た順に並べた表:実際の人数、あなたの答え、比率
- あなたの傾向:少ない群れと多い群れの比較、群衆が大きくなっても推定がついていけたか(7つの群衆から出したおおまかなべき指数)
- あなたの比率を、IzardとDehaeneの実験の参照値と同じ目盛りに表示。順位ではありません
- 群衆は実際どう数えるのか:Jacobsの面積×密度法、そして公式の人数がなぜ食い違うのか
- 全体のスコアだけを載せたシェア用カードと、友だちに同じ7つの群衆を送る挑戦リンク
始める前に
- 約1分半。無料、登録不要
- スマホでもパソコンでも遊べます。3Dの広場にはWebGLが必要です。スマホと大きなモニターの結果は直接比べられません
- 効果音は任意で、ミュートできます
- 推定はアップロードされません。挑戦リンクに入るのは、スコア、典型的なずれ、比率、あなたが選んだ名前、見た群衆の組み合わせだけです
群衆の人数推定についてのよくある質問
このテストは無料?結果を見るのに登録は必要?
無料で、登録もいりません。アカウントもメールアドレスも支払いも不要です。最後まで終えると結果がこのページにすぐ表示され、そのままシェアしたり、もう一度遊んだりできます。
群衆の人数はどうやって見積もる?
プロは面積に密度を掛けます。Herbert Jacobsが1967年に示した方法です。統計学者のRay WatsonとPaul Yipのまとめによると、まばらな群衆は1平方メートルあたり約1人、ぎっしりだと約2人、非常に密集していると約4人。よい写真から丁寧に見積もれば、誤差は約±10%です。
人数推定テストはどう採点する?
人数推定テストでは、各推定を実際の人数で割ります。上下×1.25以内なら「近い」とし、スコアは7つの群衆のうち近かった数です。典型的なずれや、実際の100人につき何人見えたかも、全体と、少ない群れ・多い群れ別に示します。
人は群衆を多めに見積もる?少なめに見積もる?
7つ目の群衆のあとに結果シートで答えます。先に知ると推定が変わってしまうからです。あなたの比率を、実験室の参照値と並べて示します。2008年のIzardとDehaeneの実験で最大100個の点を一瞬見た成人と、2019年のPortleyとDurginによる113人の研究です。これらの研究は人ではなく点を使っているので、参照値であって順位ではありません。
本当の人数を知ると、推定はうまくなる?
多くの場合、うまくなります。IzardとDehaene(2008)の2つ目の実験では、24人の成人が各ブロックの最初に「30個の点がある」と告げられた画面を1枚見て、その後の推定が範囲全体(約100個の点まで)でそれに沿ってそろいました。その1つの数でどれだけ変わったかは、結果シートに載っています。このテストは群衆ごとに本当の人数を見せますが、次の群衆は必ず前より大きいので、前の答えを自分で引き伸ばす必要があります。
同じイベントの人数推定が、なぜこんなに違う?
WatsonとYip(2011)の言うとおり、群衆はもともと数えにくく、人には数を間違える理由があります。1995年にワシントンで行われた「百万人大行進」の推定は、40万人(米国公園警察)から、87万人±25%(航空写真を使ったボストン大学のチーム)、150万〜200万人(主催者)まで幅がありました。
人数推定に百分位や平均はある?
ありません。順位をつけられるほど大きな人数推定の調査がないため、人数推定テストでは代わりに実験室の参照値を同じ比率の目盛りで示します。これらの研究は点を使い、見る時間がより短く、数もより少ないものでした。このサイトは自サイトのプレイヤーのデータを公開していません。
人数推定テストにかかる時間は?スマホでもできる?
人数推定テストは約1分半で、スマホでもパソコンでもでき、音は任意です。画面の大きさで群衆の見え方が変わるため、スマホでの結果と大きなモニターでの結果は直接比べられません。
数字の出どころ
あなたの比率は、Izard & Dehaene(2008)の参照値と同じ目盛りで示しています。その参加者は人ではなく点を見積もっていたため、百分位はありません。Jacobsの密度はWatson & Yip(2011)の記述によるもので、Jacobs自身の1967年の記事は確認できていません。Portley & Durgin(2019)は要旨で確認しました。このサイトは自サイトのプレイヤーのデータを公開していません。
- Izard & Dehaene (2008), Cognition 106(3), 1221–1247 — Calibrating the mental number line
- Portley & Durgin (2019), Attention, Perception, & Psychophysics 81(5), 1512–1521 — The second number-estimation elbow: Are visual numbers greater than 20 evaluated differently?
- Watson & Yip (2011), Significance 8(3), 104–107 — How many were there when it mattered?
スコアのしくみ
比率
推定を実際の人数で割ったもの。0.5なら、そこにいた人の半分が見えたということで、「100人につき50人」と表示されます。全体の比率は7つの群衆の幾何平均。少ない群れ・多い群れの値は、小さいほうの3つと大きいほうの3つを使います。
近いと典型的なずれ
実際の人数から上下×1.25以内の推定を「近い」とします。典型的なずれは、少なすぎ・多すぎを問わず推定が何倍外れたかの幾何平均です。×1.4なら、典型的な推定が比率で40%ずれていたということです。
べき指数
両対数軸での、実際の人数に対するあなたの推定の傾き。1なら推定は群衆の大きさと同じペースで増え、1より小さいと群衆が大きくなるほど遅れ、1より大きいと先走ります。7つの群衆から出すので、おおまかな値です。